FLEX-LITE

Don West

2024年01月07日 09:39

フライフィッシングを始めた昭和50年代、書籍の写真やイラストで見掛けるフライマンのベストに必ず刺さっていたグースネックのライト。

その後使っていたベストにも細長いポケットがあり、このライトはフライフィッシングの必需品なんだ、と思ったものです。渓流のフライフィッシングでは夜釣りはしないのに必要なのかなぁとは思いましたが。その頃は知らなかったんです…歳をとると薄暗い夕方でもフライを結ぶ時に灯りが必要になることを…

若さ故、照明の必要性を感じなかったので購入することはありませんでした。何となくレトロでノスタルジーを感じてはいましたが、最近まで商品名すら知りませんでした。

ふと気になりサイトで調べてみました。「フライフィッシング、ライト、真鍮」で検索するとハーミットさんのサイトがヒット。アメリカのFLEX-LITE社製で、商品名もFLEX-LITEだということが判明。LIGHTではないところがオシャレです。
本体は真鍮製で、単3電池2本を使用。
FLEX-LITE STD(右)とFLEX-LITE ADJUSTABLE(左)があり、ADJUSTABLEの方は先端部を回してレンズの焦点を変えられる(照射範囲を変えられる)とのこと。ですが先端部が大きくなっています。


こちらがADJUSTABLE。箱と取説付きの使用品を落札。そこそこの使用感はありますが、ちゃんと点灯しますよ。


豆電球、懐かしいですねー。小学生の頃工作でよく使いましたよ。3.8V、0.3Aのスポット球に焦点調整用にレンズも付いているので、STDと比べると光源が広い面積で光ります。




おしりが丸いのは初期型の証だとか。


メーカーは既に廃業し、新品は入手不可です。

FLEX-LITE.INC
KALAMAZOO. MICH.
の刻印が。ミシガン州カラマズーにあった会社なんですね。カラマズーといえばあのギブソン社設立の地でもありますね。

こちらはSTD。実際に使うために頭の小さなSTDが欲しくなり購入。こちらも使用感がありますが十分実用出来そうです。


光源はADJUSTABLEとは異なりニップル球になります。レンズは無く、ニップル球自体の先端がレンズ状になっています。ニップル球のみでも集光効果があるとかないとか。

2.2V用が付いているみたいです。乾電池直列で3Vの筈なんですが、大丈夫なんでしょうか?調べてみるとペンライトによく使われているみたいですね。そちらも乾電池2本でも2.2Vを使うみたいです。


電球をLED化している方もいるみたいですが、スポット球もニップル球も容易に手に入るので交換しない予定です。やっぱりオレンジの柔らかい光のほうが雰囲気ありますよね。

てか、平均寿命10時間って…

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