銀塩フィルムデジタル化シリーズ トヨタ 2代目タウンエース

Don West

2023年11月14日 08:06

1982〜1999年と17年間に渡り販売されたロングセラーモデル、トヨタの2代目タウンエースです。1988年にビッグマイナーチェンジで丸みを帯びたデザインになりましたが、この車はその前、初期のモデルです。実家で使っていた車で、自分が免許をとってからしばらく乗っていました。

なんと言っても圧巻のスカイライトルーフ。前席上はチルトアップだけですが、センターはチルトアップに加えて取り外し可能。記憶にありませんでしたが最後部ははめ殺しだったようです。センターのルーフは大きくて外すのは手間がかかりましたし、外したガラスが邪魔になりました。外さなくても十分な開放感がありました。
カタログには俯瞰で撮ったタウンエースのガラスルーフから車内灯で照らされた室内が見える写真が大きく載っており、その車内が物凄くゴージャスな空間に見えたのです。
ここからガラスルーフの魅力に取り憑かれてしまいました。


もっと間抜けな顔だったような記憶がありますが、ライト周りとか意外とシャープで今でも通用しそうなフロントフェイスです。

サイドからリアのデザインなんかは先代のイメージなのか、垢抜けてないですね。


この車、エアコンが付いていなかったので夏の車内は灼熱でした。当時は多くの車種でエアコンはオプション装備で、購入価格を抑えるためにエアコンレスにしたんでしょうね。
オーディオもケチってAMラジオのみ。なので広い車内を活かしてラジカセを積みコンバーターでシガーソケットから電源をとっていました。おかげで当時のカーオーディオよりは良い音で聴けたと思います。
エンジンはキャブ仕様の1800ccでミッションは5MT。キャブの調子が悪かったらしくアイドリングが安定せずよくエンストしていました。これは何度修理に出しても治らなかったですね。

スライドドアは左側のみでしたし(今乗ってる車は右側だけという不便さ)、剛性は低かったですし、パワーがありませんでした。でもスカイライトルーフからは雨漏りもなく、後席に座っての移動は快適でした。
車中泊で釣りに行ったりってのもよくやりました。

今乗っている車はこのタウンエースに乗っていた頃のように使いたいと思って購入したのです。後席はキャプテンシートで内装も豪華なのですが、残念ながら後席には停車中しか座ったことがありません。後席で優雅に移動してみたいのですが誰も運転してくれないんです。
車を止めて後席で寛ぎたいとも思うのですが、エンジンを止めてしまうと夏は暑いし冬は寒くてとても寛げません。窓なんて昔のラリーカーのようにほんの少ししか開かないので夏は地獄です。まさかず〜っとアイドリングでエアコンを使うわけにもいきませんし。なので春と秋のほんの一時限定なんです。サブバッテリーで駆動するエアコンがあれば良いんですが。

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