多客臨
お盆の時期は何となく釣りに行くのを躊躇ってしまいます。
昔読んだ釣りキチ三平で、お盆の時期くらいは生臭い話はやめよう、なんて行があったと記憶しています。
お盆の時期は海や川へは近付かないように、なんて言われていましたし。
で、昔々この時期にワクワクしたのは多客臨が運転されること。お盆や年末年始の多客期に運転される国鉄、JRの臨時列車です。上越新幹線が東京まで開業した頃までは在来線の臨時列車が多く運転されていました。
「急行佐渡54号」とかの50〜60番台、列車番号は8000や9000番台のです。165系等の電車が多かったのですが、夜行を中心に客車列車もありました。電車と気動車ばかりの新潟駅に電気機関車牽引の客車が来るという貴重な時期だったのです。
上野を夜遅く出て朝方に新潟へ駆け込む列車です。以前載せた写真は12系客車でしたが、こちらは14系客車ですね。牽引機は当時の新鋭EF64 1000番台。この数年前なら高崎か長岡の上越型EF58だったのですが、その頃はまだ小学生か中学生で情報も集められずカメラもコンパクトカメラしか持ってなかったのです。
ピンボケで酷い写真ですが、電気機関車を間近で見られることに大興奮していました。一眼レフカメラを買ってもらった直後だと思います。
こちらは同じく夏の風物詩、高校野球の夏の甲子園応援列車です。アップしてみると新潟南高校と書いてあります。車両は12系客車、機関車は写っていませんが関西方面なのでEF81でしょう。
この後もスキー臨は暫く残り、特にシュプール号は意外なルートと583系やジョイフルトレイン等意外な車両で2000年位まで運転されていましたが、その頃には鉄から離れていて撮影はしていませんでした。
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