高架化された新潟駅と『海里』
高架化工事が完成した新潟駅に始めて新幹線で降り立ちました。
大雨が降っていたのでホーム端へは行きませんでしたが、高架化されたとはいえ並んだ架線柱の先に遠く線路が霞んで見える景色は風情がありますね。
こちらは1970〜1980年代の新潟駅東側。10系寝台+12系客車時代末期の急行『きたぐに』です。バラストや枕木と入り組んだ渡り線が雰囲気を醸し出していますね。
この写真の奥、東跨線橋付近はよく撮影に行っていた場所です。
高架化されてこの区間での撮影は出来なくなってしまいました。
新幹線と在来線が同一フロアで乗り換え可能とPRされていますが、実際に階段を使わずに行き来できるのは新幹線11番線ホームと在来線5番線ホームの間だけ。当然ながらこれ以外のホームでは一度下階に降りてまた上がることになります。
数少なくなった在来線優等列車の発着を5番線に集約して、それと接続する新幹線を11番線発着にするということなんでしょうね。
そういえば新潟駅を良く使っていた1970〜1980年代、在来線ホームはホーム毎に路線を振り分けていたと思います。1、2番線は上越線や日本海縦貫線の優等列車、3、4番線は白新、信越線、5、6番線は越後線、といった具合。現在は特に振り分けはなくランダムに発着しているようです。
予備校生時代、信越線の柏崎行が4番線、越後線の柏崎行が5番線と、同じホームからほぼ同時刻に出発していたんです。車両はどちらも115系。乗り間違えが多かったみたいで新聞やローカルニュースにも取り上げられていました。自分も一度間違えて乗っちゃいましたし。
新幹線を降りたら4番線に停車している『海里』が見えました。HB-E300系という観光列車専用のハイブリッド気動車。停車中でも豪快なエンジン音を響かせていました。10時11分発の快速で酒田まで1往復する定期運用です。ラウンジ車両は料理付きプラン専用で、こちらはそこそこ高価ですが、指定席とコンパートメントの車両には片道4,000円程度(運賃+指定席料金)で乗れます。車内で弁当等も販売しているとのことで、リーズナブルに楽しむこともできそうです。
先代の485系改『きらきらうえつ』のあとを継いで既に5年も経っていたんですね。
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