2022年11月30日
格安フライライン フローティング編
最近、ネット通販で格安のフライ用品を目にします。これからフライを始めてみようという人は多いのでしょうか?
自分が始めた40年程昔、フライフィッシングはまだ一部の人しか知らない世界だったのですが、それでも入門用としてシェクスピアから比較的安価なセット物が出ていました。(余談ですがシェクスピアのスピニングロッド、愛用していました。)
友達がこのセットを使っていたので自分も使わせてもらったことがありますが、上手くキャスティングできなかった記憶があります。
フライフィッシングの場合はキャスティングという難関があります。高価な道具が必要とは言いませんが、しっかりと考えて作られた道具と、しっかりとバランスのとれたタックルを使うことが上達の秘訣だと思います。当時のセット物では今の自分でもまともにキャスティングできないと思います。
一方で、タックルの高価格化には驚かされます。
以前のブログでも書きましたがルースターのハックルケープはこの10年で倍以上の価格になっていると思います。フライフィッシングのもうひとつの関門、フライタイイングの敷居を上げているのは間違いないのでは?
フライラインはそこまで需要あるのかと思うほど細分化され最新技術の導入で高騰。
ウェーダーは軒並み10万円超え。自分は国産メーカーの透湿ウェーダーを安価に購入しましたが性能には大満足です。
まぁ、高価格な物ばかりではフライフィッシングの敷居を上げてしまうと考えてなのか、そこそこお手頃なものもほんの僅かながらラインナップしているのは良心だとは思いますが。
そんな中で消耗品でもあるフライラインで安価な製品が出てきたのは朗報です。
安いけれど使い物にならなければ初心者はキャスティングに挫折しフライフィッシングの世界から離れてしまうでしょうが、以前使ってみたRiv Peakの格安ライトシューティングヘッドは好印象でした。では、低番手のフローティング・ラインはどうでしょうか?
試してみました。
今や貴重なDTです。カラーは何と9種類!税込みで2,068円と驚きの低価格です!これなら毎年巻き替えてもいいですよね。
長さが100ft 30.5mと長いラインです。テーパー部は13ft2inと若干短めでしょうか。
太さは太めに感じます。ノギスで測ってみると最も太い部分が1.1mm。エアセルで測ってみると、#3は1.0mm、#4は1.1mmです。ノギスなので精度は良くないですが、太さはエアセルの#4相当です。フライラインの太さには特に規定はなかったと思います。先端30フィートの重さで番手が決まるだけで、同じ番手のラインでも比重の軽い素材で浮力を出そうとすれば太くなりますし、風の影響を受けにくくしたければ浮力を犠牲に高比重な素材で細く仕上げることになります。この辺りはメーカーやシリーズにより様々なので、一概に太いから良くないということはありません。



スプールが付いていないのでリールに巻くときは空のスプールを利用します。こうしないでラインを解すように巻くと撚れますよ!


ECHOの格安フライリール、BASE 3/4に巻いてみました。バッキングはフライラインを巻き止めるためだけに1m程度。なんとこれでスプールギリギリになってしまいました。100ftという長さと太めだからでしょう。
よく渓流用にはフライラインを半分に切って使うという人もいます。ですが、この長めのラインですら半分で50ft 15mになります。出し切ってしまうことも多いのではないでしょうか?最近の短いフライラインなんて怖くて半分にはできません。

実際に庭でキャスティングしてみました。
シンキングのシューティングヘッドは張りがなくコーティングも粘りがない感じでした。ですが、このラインはそれよりは張りがあり、コーティングも少し粘りがある感じです。他社の柔らかめのラインと大きな違いはないように思えます。
キャスティングも特に違和感はありません。ゆっくりと解ける広いループから狭く早いループまで、投げ方次第で対応できます。遠投もやりやすいです。
止水の管釣りで試したところぽっかりと浮くという程ではありませんが浮力も問題ありません。数時間使い続けましたが、いつも使っているエアセルと違和感なく、格安ということも意識することもなく、普通に使い続けていました。

このように、使い勝手に関しては安かろう悪かろうではありません。耐久性はこれからの検証になりますが、今のところ全く普通に使えています。
ブランドとか価格にこだわらなければ選択肢になります。
1万円以上するフライラインにティペットを絡めて切れ目を入れてしまったり、岩の間の流れに飲まれたのを無理矢理引っ張り出して傷を付けてしまったり、大きな石の間に挟まれたまま石が動いてコーティングが切れたりして落ち込むより、このラインを使い倒す方が精神衛生上も良いと思います。
自分が始めた40年程昔、フライフィッシングはまだ一部の人しか知らない世界だったのですが、それでも入門用としてシェクスピアから比較的安価なセット物が出ていました。(余談ですがシェクスピアのスピニングロッド、愛用していました。)
友達がこのセットを使っていたので自分も使わせてもらったことがありますが、上手くキャスティングできなかった記憶があります。
フライフィッシングの場合はキャスティングという難関があります。高価な道具が必要とは言いませんが、しっかりと考えて作られた道具と、しっかりとバランスのとれたタックルを使うことが上達の秘訣だと思います。当時のセット物では今の自分でもまともにキャスティングできないと思います。
一方で、タックルの高価格化には驚かされます。
以前のブログでも書きましたがルースターのハックルケープはこの10年で倍以上の価格になっていると思います。フライフィッシングのもうひとつの関門、フライタイイングの敷居を上げているのは間違いないのでは?
フライラインはそこまで需要あるのかと思うほど細分化され最新技術の導入で高騰。
ウェーダーは軒並み10万円超え。自分は国産メーカーの透湿ウェーダーを安価に購入しましたが性能には大満足です。
まぁ、高価格な物ばかりではフライフィッシングの敷居を上げてしまうと考えてなのか、そこそこお手頃なものもほんの僅かながらラインナップしているのは良心だとは思いますが。
そんな中で消耗品でもあるフライラインで安価な製品が出てきたのは朗報です。
安いけれど使い物にならなければ初心者はキャスティングに挫折しフライフィッシングの世界から離れてしまうでしょうが、以前使ってみたRiv Peakの格安ライトシューティングヘッドは好印象でした。では、低番手のフローティング・ラインはどうでしょうか?
試してみました。
今や貴重なDTです。カラーは何と9種類!税込みで2,068円と驚きの低価格です!これなら毎年巻き替えてもいいですよね。
長さが100ft 30.5mと長いラインです。テーパー部は13ft2inと若干短めでしょうか。
太さは太めに感じます。ノギスで測ってみると最も太い部分が1.1mm。エアセルで測ってみると、#3は1.0mm、#4は1.1mmです。ノギスなので精度は良くないですが、太さはエアセルの#4相当です。フライラインの太さには特に規定はなかったと思います。先端30フィートの重さで番手が決まるだけで、同じ番手のラインでも比重の軽い素材で浮力を出そうとすれば太くなりますし、風の影響を受けにくくしたければ浮力を犠牲に高比重な素材で細く仕上げることになります。この辺りはメーカーやシリーズにより様々なので、一概に太いから良くないということはありません。



スプールが付いていないのでリールに巻くときは空のスプールを利用します。こうしないでラインを解すように巻くと撚れますよ!


ECHOの格安フライリール、BASE 3/4に巻いてみました。バッキングはフライラインを巻き止めるためだけに1m程度。なんとこれでスプールギリギリになってしまいました。100ftという長さと太めだからでしょう。
よく渓流用にはフライラインを半分に切って使うという人もいます。ですが、この長めのラインですら半分で50ft 15mになります。出し切ってしまうことも多いのではないでしょうか?最近の短いフライラインなんて怖くて半分にはできません。

実際に庭でキャスティングしてみました。
シンキングのシューティングヘッドは張りがなくコーティングも粘りがない感じでした。ですが、このラインはそれよりは張りがあり、コーティングも少し粘りがある感じです。他社の柔らかめのラインと大きな違いはないように思えます。
キャスティングも特に違和感はありません。ゆっくりと解ける広いループから狭く早いループまで、投げ方次第で対応できます。遠投もやりやすいです。
止水の管釣りで試したところぽっかりと浮くという程ではありませんが浮力も問題ありません。数時間使い続けましたが、いつも使っているエアセルと違和感なく、格安ということも意識することもなく、普通に使い続けていました。

このように、使い勝手に関しては安かろう悪かろうではありません。耐久性はこれからの検証になりますが、今のところ全く普通に使えています。
ブランドとか価格にこだわらなければ選択肢になります。
1万円以上するフライラインにティペットを絡めて切れ目を入れてしまったり、岩の間の流れに飲まれたのを無理矢理引っ張り出して傷を付けてしまったり、大きな石の間に挟まれたまま石が動いてコーティングが切れたりして落ち込むより、このラインを使い倒す方が精神衛生上も良いと思います。
Posted by Don West at
18:13
│Comments(0)
2022年11月26日
スペントウイング
今から30年程昔、爆釣していたフライが残っていました。

横から見ると只のヘアーズイヤーニンフ。

サドルハックルの根本に生えているウエッブをスペントウイングにしたフライ。ウエッブが纏ってしまっているので何度か使用したものでしょう。テールも曲り癖がついてしまっています。


当時、仕事で水生昆虫の調査をしたりしていたので生態に関しては若干の知識があり、ニンフが羽化してダンになる直前のステージを模してみたのです。今で言うイマージャーですね。
ウエイトは巻かず水面直下を流したり、フロータントを付けて浮かせたり。但し視認性は皆無なのでティペットに小さなマーカーを付けていました。
で、これを完全にドライにしたスピナーのパターンも使っていました。ランズパテキュラという有名なパターンは知っていたので、それをシンセティックで簡易に巻いてやろうという魂胆でした。シンセティックのウイングはランズパテキュラの優雅さには遠く及びませんが、これも良く釣れました。

但し、水面にペタンと張り付いて浮くのでこちらも視認性は最悪。

蛍光色のエアロドライウイングでウイングをスペントさせています。今考えれば何故折り返してマーカーポストにしないんだ!?と思いますが(笑)

で、これらを現代風に巻くとこうなるんでしょうか。

最近はマッチ・ザ・ハッチではスペントウイングのイマージャーが重要視されているみたいですね。メイフライに限れば、フタバとかシロハラとかオオクマとか細かいことは気にしないでこのパターンのサイズとカラー違いを揃えれば結構対応できそうな気がしますが、どうなんでしょう?


個人的にはCDCが嫌いなのでラムズウールあたりのウイングも検討しています。

来春、地元河川の雪代がおさまるまで、県外への遠征を考えています。春先のマッチ・ザ・ハッチの釣りになるのでそれ用のフライを巻き貯めようかと。
#14位のサイズでマーカーポストをたっぷり巻けば地元での釣上がりでも使えるかもしれません。最近は使うフライパターンもマンネリ化してきたので、これを期に色々なフライを巻いてみましょうか。
スペントウイングの番外編。
赤のディアヘアとバカでかいハックルで巻いた赤トンボ。

確か10年程前に巻いた記憶があります。

長いハックルをスペントさせた羽がなかなか良い感じです。

が、デカイわりに視認性最悪。

当時よく通っていた某ダム上流の巨大な渕でのこと。禁漁間近で遡上の巨大イワナがトンボにライズしているのを目撃しました。その夜にこのフライを巻き数日後に再チャレンジしました。が、さざ波の水面でフライの位置は全くわからず。ただ、底から一升瓶のようなイワナがゆっくり浮上するのは見えました。
残念なことにもうすぐ水面という時にドラグが掛かってしまったのです。

それ以来、改良する気もなく、一度も使うことはありませんでした。

横から見ると只のヘアーズイヤーニンフ。

サドルハックルの根本に生えているウエッブをスペントウイングにしたフライ。ウエッブが纏ってしまっているので何度か使用したものでしょう。テールも曲り癖がついてしまっています。


当時、仕事で水生昆虫の調査をしたりしていたので生態に関しては若干の知識があり、ニンフが羽化してダンになる直前のステージを模してみたのです。今で言うイマージャーですね。
ウエイトは巻かず水面直下を流したり、フロータントを付けて浮かせたり。但し視認性は皆無なのでティペットに小さなマーカーを付けていました。
で、これを完全にドライにしたスピナーのパターンも使っていました。ランズパテキュラという有名なパターンは知っていたので、それをシンセティックで簡易に巻いてやろうという魂胆でした。シンセティックのウイングはランズパテキュラの優雅さには遠く及びませんが、これも良く釣れました。

但し、水面にペタンと張り付いて浮くのでこちらも視認性は最悪。

蛍光色のエアロドライウイングでウイングをスペントさせています。今考えれば何故折り返してマーカーポストにしないんだ!?と思いますが(笑)

で、これらを現代風に巻くとこうなるんでしょうか。

最近はマッチ・ザ・ハッチではスペントウイングのイマージャーが重要視されているみたいですね。メイフライに限れば、フタバとかシロハラとかオオクマとか細かいことは気にしないでこのパターンのサイズとカラー違いを揃えれば結構対応できそうな気がしますが、どうなんでしょう?


個人的にはCDCが嫌いなのでラムズウールあたりのウイングも検討しています。

来春、地元河川の雪代がおさまるまで、県外への遠征を考えています。春先のマッチ・ザ・ハッチの釣りになるのでそれ用のフライを巻き貯めようかと。
#14位のサイズでマーカーポストをたっぷり巻けば地元での釣上がりでも使えるかもしれません。最近は使うフライパターンもマンネリ化してきたので、これを期に色々なフライを巻いてみましょうか。
スペントウイングの番外編。
赤のディアヘアとバカでかいハックルで巻いた赤トンボ。

確か10年程前に巻いた記憶があります。

長いハックルをスペントさせた羽がなかなか良い感じです。

が、デカイわりに視認性最悪。

当時よく通っていた某ダム上流の巨大な渕でのこと。禁漁間近で遡上の巨大イワナがトンボにライズしているのを目撃しました。その夜にこのフライを巻き数日後に再チャレンジしました。が、さざ波の水面でフライの位置は全くわからず。ただ、底から一升瓶のようなイワナがゆっくり浮上するのは見えました。
残念なことにもうすぐ水面という時にドラグが掛かってしまったのです。

それ以来、改良する気もなく、一度も使うことはありませんでした。
Posted by Don West at
22:30
│Comments(0)
2022年11月24日
ハックルについて 其の弐
サンデーフライマンなら、コックネックのハックルケープとダビング材は一度買うと10年くらいはもつのではないでしょうか?ダビング材なんかはもしかしたら一生モノかも。
今使っているMET'Zの#3のブラウンのハックルケープは途中にブランクを挟んで15年モノです。昨年辺りからいよいよ#14前後で使えるハックルがなくなってきました。
この他に10年くらい前に埼玉出張の際に購入したのが3枚ストックしてあるので、新しく買い足す必要はありません。
ただ、先日ショップへ行って驚きました。WHITINGのSILVERグレードが何と30,000円超!!
円安やコロナの影響で高騰しているのかと思ったらカラーがCREEなので転売防止のための価格設定だとか。いやはや、フライ・マテリアルの世界にも転売ヤーがいるとは。
普通のBRONZEグレードの普通のカラーでも17,000円以上ですよ!(税込み)
しかも近々値上がりするとか。
確かに自分の持っている10年前のものよりストークは遥かに長くファイバーは短くなっているのは一見してわかります。小さなフライがたくさん巻けそうですし、ハックル1本でフライ2本が余裕で巻けそうです。頭に近い部分のミッジサイズのハックルもしっかりしたものが厚く生えています。鶏の改良が進み良質のケープが取れるようになっているんでしょう。
因みにこちらが10年程前に購入したケープ。

MET'Zの#3は4,400円。

ブラックのハックルはどのブランドでもファイバーに張りがありません。最近のはどうなんでしょう?

WHITINGのBRONZEは6,279円!
頭に近い部分のミッジサイズのハックルはハゲ散らかしたように疎らにしか生えていません(笑)

当時は外税表示だったはず。消費税は5%?

最近はWHITINGの独壇場ですが、他のブランドも似たような価格です。物凄い高騰ぶりですね。
それと、知らない間にRoosterと呼ぶようになったのですね。こういうのって、誰が決めてるんでしょうか?Cookでいいじゃん。
ハックル専門という限られた需要のためだけに鶏の品種改良、系統造成を行うので高価になるのは仕方ないのでしょう。
でも、もっとグレードの低いリーズナブルなコック・ネックも揃えてほしいものです。
高機能化・用途細分化でどんどん高価になっていくフライラインと似ていますね。ハックルもフライラインも闇雲に高価になっていくことで客離れをおこさなければよいのですが。
まぁ、どちらもフライフィッシングをするうえで必須アイテムなので高価でも買ってくだろうという皮算用なのでしょうか?
今使っているMET'Zの#3のブラウンのハックルケープは途中にブランクを挟んで15年モノです。昨年辺りからいよいよ#14前後で使えるハックルがなくなってきました。
この他に10年くらい前に埼玉出張の際に購入したのが3枚ストックしてあるので、新しく買い足す必要はありません。
ただ、先日ショップへ行って驚きました。WHITINGのSILVERグレードが何と30,000円超!!
円安やコロナの影響で高騰しているのかと思ったらカラーがCREEなので転売防止のための価格設定だとか。いやはや、フライ・マテリアルの世界にも転売ヤーがいるとは。
普通のBRONZEグレードの普通のカラーでも17,000円以上ですよ!(税込み)
しかも近々値上がりするとか。
確かに自分の持っている10年前のものよりストークは遥かに長くファイバーは短くなっているのは一見してわかります。小さなフライがたくさん巻けそうですし、ハックル1本でフライ2本が余裕で巻けそうです。頭に近い部分のミッジサイズのハックルもしっかりしたものが厚く生えています。鶏の改良が進み良質のケープが取れるようになっているんでしょう。
因みにこちらが10年程前に購入したケープ。

MET'Zの#3は4,400円。

ブラックのハックルはどのブランドでもファイバーに張りがありません。最近のはどうなんでしょう?

WHITINGのBRONZEは6,279円!
頭に近い部分のミッジサイズのハックルはハゲ散らかしたように疎らにしか生えていません(笑)

当時は外税表示だったはず。消費税は5%?

最近はWHITINGの独壇場ですが、他のブランドも似たような価格です。物凄い高騰ぶりですね。
それと、知らない間にRoosterと呼ぶようになったのですね。こういうのって、誰が決めてるんでしょうか?Cookでいいじゃん。
ハックル専門という限られた需要のためだけに鶏の品種改良、系統造成を行うので高価になるのは仕方ないのでしょう。
でも、もっとグレードの低いリーズナブルなコック・ネックも揃えてほしいものです。
高機能化・用途細分化でどんどん高価になっていくフライラインと似ていますね。ハックルもフライラインも闇雲に高価になっていくことで客離れをおこさなければよいのですが。
まぁ、どちらもフライフィッシングをするうえで必須アイテムなので高価でも買ってくだろうという皮算用なのでしょうか?
Posted by Don West at
18:52
│Comments(0)
2022年11月23日
フックの整理
来シーズンに向けてフライを巻き貯めようとタイイングに勤しんでいます。
同時にマテリアル類の整理も。
フックは在庫がわかるように種類とサイズ毎にとりあえず手元にあった百均のケースに入れてみました。確かメタルジグを入れていたケースです。もう少し大きなほうが良いので時間がある時にお店に行ってみましょう。

で、マテリアルを入れているケースの底から百本入りのフックがいくつか出てきました。しかもメインで使う種類とサイズです!
最近、どのお店にも在庫がないので困っていたのですが、これでもう数年は買わなくても大丈夫そうです。
同時にマテリアル類の整理も。
フックは在庫がわかるように種類とサイズ毎にとりあえず手元にあった百均のケースに入れてみました。確かメタルジグを入れていたケースです。もう少し大きなほうが良いので時間がある時にお店に行ってみましょう。

で、マテリアルを入れているケースの底から百本入りのフックがいくつか出てきました。しかもメインで使う種類とサイズです!
最近、どのお店にも在庫がないので困っていたのですが、これでもう数年は買わなくても大丈夫そうです。
Posted by Don West at
16:50
│Comments(0)
2022年11月13日
WRC
WRC最終戦がRally Japanとして開催されていますねー。
前回の北海道はグラベル中心だったと思いますが、今回は愛知、岐阜のターマック。国内でWRCクラスの開催が出来るのは北海道しかないと思っていましたがトヨタの尽力のおかげでしょうか。
てか、最後の北海道からもう12年ですか?
最近のラリー車は国内外問わずどれも同じような車に見えてしまいます。勝つための性能を追求すると同じような車になるんでしょうね。
市販車の面影があるグループA時代が面白かったですね。メーカーも市販車の販促手段にしていましたから魅力的な車が沢山出てました。まぁ、今は市販車も面白味がありませんよね…
でも見ちゃうんですよね。
でもグラベルの方が良かったなー。
前回の北海道はグラベル中心だったと思いますが、今回は愛知、岐阜のターマック。国内でWRCクラスの開催が出来るのは北海道しかないと思っていましたがトヨタの尽力のおかげでしょうか。
てか、最後の北海道からもう12年ですか?
最近のラリー車は国内外問わずどれも同じような車に見えてしまいます。勝つための性能を追求すると同じような車になるんでしょうね。
市販車の面影があるグループA時代が面白かったですね。メーカーも市販車の販促手段にしていましたから魅力的な車が沢山出てました。まぁ、今は市販車も面白味がありませんよね…
でも見ちゃうんですよね。
でもグラベルの方が良かったなー。
Posted by Don West at
13:22
│Comments(0)
2022年11月12日
ハックルについて 其の弐
WHITINGのCoq de Leon。
ドライのハックルにはあまり使いませんがとても魅力的です。

こちらはRooster Cape。



この色と斑模様で普通のRooster Capeがあれば飛び付くのですが、Leonは残念なことにネック側でもファイバーが超長いのです。また、ストークが異様に太くハックリングには向きません。
こちらはHen Cape。

Roosterより小ぶりでストークも短いです。ストークはそこそこ細いのでハックリングにも使えそうです。
どちらもケープの状態で見ると斑模様が非常に魅力的に見えます。
ただ、ハックル1枚を取り出して見るとファイバーが非常に華奢で儚いのです。ガラスの様な透明感なのです。

このファイバーを20本程テールとして取り付けてもテールの存在感がありません。まさに蜉蝣のような儚さ。
ボディやハックル、ウイングも同じくらい儚く仕上げられれば最強のドライフライになるのでしょうが、残念ながらそのようなマテリアルもタイイングテクニックもありません。テールだけがやけに弱々しいアンバランスなドライフライになってしまいます。
テールに取り付けるファイバーの本数を増やせばそこそこみられるようになるのですが、このレオン様、ファイバーの密度が薄いうえに先端が揃っていないのです。ファイバーの欠けや傷も多いですね。てか、テールに適した部分はテーリングパックにまわしているんでしょう。テール専用に使うならテーリングパックが断然お勧めです。価格がほぼ同じってのに驚きですが。
中々厄介なマテリアルです。
マダラの魅力に取り憑かれて思わず手を出してしまいましたが、使いこなせていません。
何とか使えるのはスパイダー。ただしファイバーが細くて張りがないので根本を接着剤で補強しなくてはなりません。

一番効果的に見えるのはカディスのオーバーウイング(あくまで人間が見て効果的であって魚から見て効果的かは不明)。ただしファイバーが長いので#10以上の大型サイズ限定です。一応ネック側のファイバーが短いハックルを使えば#14くらいでも巻けるのですが、ネック側は斑模様が薄く、苦労して巻いてもほぼ目立ちません。おまけにストークが太いので小型サイズには巻きにくいのです。

こちらは大型のモンカゲパターンにパラリと巻いたもの。浮力には貢献しません。

あとはウエットフライのテールやスロート、ソフトハックル。でも、これはパートリッジ等で十分だと思います。
Henはハックルティップウイングとして使ってみようかなと思っています。が、こちらもファイバーの密度が薄く、思った様な仕上がりにはなりません。もう少し追求してみたいと思います。
魅惑の斑模様に誘惑されてしまいますが、中々に癖が強く用途が限られてしまうマテリアルです。
ドライのハックルにはあまり使いませんがとても魅力的です。

こちらはRooster Cape。



この色と斑模様で普通のRooster Capeがあれば飛び付くのですが、Leonは残念なことにネック側でもファイバーが超長いのです。また、ストークが異様に太くハックリングには向きません。
こちらはHen Cape。

Roosterより小ぶりでストークも短いです。ストークはそこそこ細いのでハックリングにも使えそうです。
どちらもケープの状態で見ると斑模様が非常に魅力的に見えます。
ただ、ハックル1枚を取り出して見るとファイバーが非常に華奢で儚いのです。ガラスの様な透明感なのです。

このファイバーを20本程テールとして取り付けてもテールの存在感がありません。まさに蜉蝣のような儚さ。
ボディやハックル、ウイングも同じくらい儚く仕上げられれば最強のドライフライになるのでしょうが、残念ながらそのようなマテリアルもタイイングテクニックもありません。テールだけがやけに弱々しいアンバランスなドライフライになってしまいます。
テールに取り付けるファイバーの本数を増やせばそこそこみられるようになるのですが、このレオン様、ファイバーの密度が薄いうえに先端が揃っていないのです。ファイバーの欠けや傷も多いですね。てか、テールに適した部分はテーリングパックにまわしているんでしょう。テール専用に使うならテーリングパックが断然お勧めです。価格がほぼ同じってのに驚きですが。
中々厄介なマテリアルです。
マダラの魅力に取り憑かれて思わず手を出してしまいましたが、使いこなせていません。
何とか使えるのはスパイダー。ただしファイバーが細くて張りがないので根本を接着剤で補強しなくてはなりません。

一番効果的に見えるのはカディスのオーバーウイング(あくまで人間が見て効果的であって魚から見て効果的かは不明)。ただしファイバーが長いので#10以上の大型サイズ限定です。一応ネック側のファイバーが短いハックルを使えば#14くらいでも巻けるのですが、ネック側は斑模様が薄く、苦労して巻いてもほぼ目立ちません。おまけにストークが太いので小型サイズには巻きにくいのです。

こちらは大型のモンカゲパターンにパラリと巻いたもの。浮力には貢献しません。

あとはウエットフライのテールやスロート、ソフトハックル。でも、これはパートリッジ等で十分だと思います。
Henはハックルティップウイングとして使ってみようかなと思っています。が、こちらもファイバーの密度が薄く、思った様な仕上がりにはなりません。もう少し追求してみたいと思います。
魅惑の斑模様に誘惑されてしまいますが、中々に癖が強く用途が限られてしまうマテリアルです。
Posted by Don West at
21:00
│Comments(0)
2022年11月09日
管釣 アルビノ祭り
オフの楽しみ、管理釣り場に行ってきました。
今日はルアータックルは持たずフライオンリーで。
で、フライなので釣れまくります。シーズン中に使ってフライパッチに付けたままの使い古しのフライで釣れまくります。ボディのピーコックが千切れたロイヤルコーチマンパラシュートとか、マシュマロボディのカディスピューパとか、スパイダーとか。
4番のタックル(Orvis HLS ADAMSとNautilus No. FIVE)でNautilusのシェイクダウンです。
ウエットフライも試してみました。ありあわせのマテリアルで巻いた黒系のマラードウイングの#12。ナイロンリーダーにフロロティペットで水面直下を引いてくるとほぼ毎回アタリがあります。
赤のクイルウイングには反応悪いです。一応フライは選んでいるみたいで、MSCニンフやメルティヤーンフライも反応が悪かったです。イマージャーを食ってるんでしょうね。
てか、釣れ過ぎるのでアルビノ狙いをしてみました。普段は狙っても釣れないのですが、何と今日は好反応。泳いで行く先を見越してウエットフライをキャスト。アルビノが食う前に他のに横取りされますが根気強く何度もトライして2ゲット3バラし。




格安のフライラインも試してみました。#4のシューティングヘッドです。

Intermediateなんですが沈みません!
何度かキャスティングしていると先端側が沈みだし、そのうち全体が沈むようになりました。
やはり若干柔らかめですが巻癖はつかず扱いやすいです。伸びも適度ではないでしょうか。アタリも取りやすいですし合わせが決まらないということもありません。
融着ループ根本のコーティングも切れることはありませんでした。
今日はルアータックルは持たずフライオンリーで。
で、フライなので釣れまくります。シーズン中に使ってフライパッチに付けたままの使い古しのフライで釣れまくります。ボディのピーコックが千切れたロイヤルコーチマンパラシュートとか、マシュマロボディのカディスピューパとか、スパイダーとか。
4番のタックル(Orvis HLS ADAMSとNautilus No. FIVE)でNautilusのシェイクダウンです。
ウエットフライも試してみました。ありあわせのマテリアルで巻いた黒系のマラードウイングの#12。ナイロンリーダーにフロロティペットで水面直下を引いてくるとほぼ毎回アタリがあります。
赤のクイルウイングには反応悪いです。一応フライは選んでいるみたいで、MSCニンフやメルティヤーンフライも反応が悪かったです。イマージャーを食ってるんでしょうね。
てか、釣れ過ぎるのでアルビノ狙いをしてみました。普段は狙っても釣れないのですが、何と今日は好反応。泳いで行く先を見越してウエットフライをキャスト。アルビノが食う前に他のに横取りされますが根気強く何度もトライして2ゲット3バラし。




格安のフライラインも試してみました。#4のシューティングヘッドです。

Intermediateなんですが沈みません!
何度かキャスティングしていると先端側が沈みだし、そのうち全体が沈むようになりました。
やはり若干柔らかめですが巻癖はつかず扱いやすいです。伸びも適度ではないでしょうか。アタリも取りやすいですし合わせが決まらないということもありません。
融着ループ根本のコーティングも切れることはありませんでした。
Posted by Don West at
21:22
│Comments(0)
2022年11月07日
格安フライライン 初めてのシューティングヘッド編
時期や場所によるのですが、明るいうちにアジングをしているとフグにワームをズタズタにされてしまいます。フォーミュラーの付いたワームなんて跡形もなく食いちぎられてしまいます。
こんな時はサビキを使いたくなり、フロートリグでこっそりサビキを投げたりしてしまいます。
フライタックルなら堂々とサビキを使えるのになぁと常々思っていました。
そこで、初めてのシューティングヘッド、初めてのシンキングラインを揃えてみました。
フライアジングもシューティングヘッドもシンキングラインも未知の世界なので、River Peakの格安フライラインで試してみることにしました。

シューティングヘッドはIntermediate。10g 154grainの#4相当で34.4ft 10.5mと若干長めです。

ランニングラインもIntermediate。0.8mm 20lbの100ft。

これを熱溶着ループを作りループ・トゥ・ループで接続しました。

使う予定のロッドが#3-4指定なので#4相当にしましたが、もう少し重たくても良かったのかもしれません。
ランニングラインを0.8mmにしたのですが太過ぎてWFラインみたいな感じになってしまいました。0.6mmにすれば良かったです。
かなり安価なフライラインです。パッケージも簡易でスプールもありません。この辺りでのコスト削減が低価格につながるのなら大歓迎です。
コーティングは一般的なPVCなのですが、コアがダクロンのブレイデッドなのでライン自体が柔らかいと説明されています。
パッケージから出した時点で柔らかいことがわかります。コーティングが柔らかいのではなくコアに張りがないような柔らかさです。これは好みが分かれそうですね。
一般的にコーティングに関しては柔らかくても粘りがあればクラックは入りにくく耐久性は良くなると思います。このラインのコーティングは粘りがなく爪を立てるとサクッと入ってしまいそうな感触です。耐久性には少々不安があります。
SAのラインがゼリーやグミ、こんにゃくだとすると、このラインは噛む前の板ガムやういろう、いごねりみたいな感じでしょうか。
実際に使ってみました。
シューティングヘッドの先端にも熱溶着ループを作りリーダーを接続しました。
普通に気持ち良くループが伸びて行きます。ラインの柔らかさ、張りのなさは全く気になりません。滑りも良いですし、巻癖も皆無。
ただ、残念なことに柔らかさが災いしてヨレがとれず、ライン自体が捻れたままになってしまいます。

また、数日後キャスティング練習をしているとライン先端、溶着ループの根本のコーティングが切れてしまいました。ランニングラインとの接続部は問題ないんですが…

ここはSAのラインでも折れることがあります。以前ブレイデッドループを使っていた時はかなり頻繁に折れていたので溶着ループに変えた経緯があります。それでも時々折れるんです。溶着ループを作るときに熱をかけ過ぎたりすることが原因かもしれません。
溶着ループを作り直して再検討です。
なお、芝生の上でのキャス練を繰り返していたのですが、このループ部以外にはコーティングに傷や折れはありませんでした。
今後使い込んでみて耐久性を検証していきたいと思います。
こんな時はサビキを使いたくなり、フロートリグでこっそりサビキを投げたりしてしまいます。
フライタックルなら堂々とサビキを使えるのになぁと常々思っていました。
そこで、初めてのシューティングヘッド、初めてのシンキングラインを揃えてみました。
フライアジングもシューティングヘッドもシンキングラインも未知の世界なので、River Peakの格安フライラインで試してみることにしました。

シューティングヘッドはIntermediate。10g 154grainの#4相当で34.4ft 10.5mと若干長めです。

ランニングラインもIntermediate。0.8mm 20lbの100ft。

これを熱溶着ループを作りループ・トゥ・ループで接続しました。

使う予定のロッドが#3-4指定なので#4相当にしましたが、もう少し重たくても良かったのかもしれません。
ランニングラインを0.8mmにしたのですが太過ぎてWFラインみたいな感じになってしまいました。0.6mmにすれば良かったです。
かなり安価なフライラインです。パッケージも簡易でスプールもありません。この辺りでのコスト削減が低価格につながるのなら大歓迎です。
コーティングは一般的なPVCなのですが、コアがダクロンのブレイデッドなのでライン自体が柔らかいと説明されています。
パッケージから出した時点で柔らかいことがわかります。コーティングが柔らかいのではなくコアに張りがないような柔らかさです。これは好みが分かれそうですね。
一般的にコーティングに関しては柔らかくても粘りがあればクラックは入りにくく耐久性は良くなると思います。このラインのコーティングは粘りがなく爪を立てるとサクッと入ってしまいそうな感触です。耐久性には少々不安があります。
SAのラインがゼリーやグミ、こんにゃくだとすると、このラインは噛む前の板ガムやういろう、いごねりみたいな感じでしょうか。
実際に使ってみました。
シューティングヘッドの先端にも熱溶着ループを作りリーダーを接続しました。
普通に気持ち良くループが伸びて行きます。ラインの柔らかさ、張りのなさは全く気になりません。滑りも良いですし、巻癖も皆無。
ただ、残念なことに柔らかさが災いしてヨレがとれず、ライン自体が捻れたままになってしまいます。

また、数日後キャスティング練習をしているとライン先端、溶着ループの根本のコーティングが切れてしまいました。ランニングラインとの接続部は問題ないんですが…

ここはSAのラインでも折れることがあります。以前ブレイデッドループを使っていた時はかなり頻繁に折れていたので溶着ループに変えた経緯があります。それでも時々折れるんです。溶着ループを作るときに熱をかけ過ぎたりすることが原因かもしれません。
溶着ループを作り直して再検討です。
なお、芝生の上でのキャス練を繰り返していたのですが、このループ部以外にはコーティングに傷や折れはありませんでした。
今後使い込んでみて耐久性を検証していきたいと思います。
Posted by Don West at
19:38
│Comments(0)
2022年11月04日
WHEATLEY SILMALLOY METAL
今シーズンからベストをFILSONのメッシュ ストラップ ベストにしました。
以前使っていたガイド ベストに比べると収納量はかなり少なくなります。ニンフ関係のボックスやマーカー類を入れずにドライ一本に絞ることや、カメラ用ポーチをショルダーストラップに取り付けることでなんとか収納できています。
右側のメインのポケットにはWHEATLEYのSV1609を入れています。これは16コンパートメント×2面の厚いボックスで、厚さは何と41mmもあります。
膨らんだポケットが肘に当たり少々邪魔に感じます。
また、使うフライのバリエーションも減ってきたので、ほぼ開いたことのないコンパートメントもあります。


この際なので、片面コンパートメントでもう片面がフォームかクリップのSV1607あたりに変えてみようかと考えていました。厚さが29mmと薄くなり、おまけにニンフやウエットも収納できます。
こちらは某オークションで入手したもの。WHEATLEYのプリントが見当たりません。

代わりに『WHEATLEY SILMALLOY METAL』の刻印が。サイドにはMADE IN ENGLANDと菱形のロゴが刻まれています。


これは現行モデルではなく1980年初頭までのOld物ですね(1970年代半ばとの説も聞いたことがあります)。
外観には少々の擦り傷、内部のクリップに若干の腐食がありますが、状態はかなり良いです。丁寧に使っていました、って感じです。


因みに現行モデルはこの様なプリントと刻印になります。今使っているSV1609は現行モデルになります。


SILMALLOYは素材のことです。ALLOYって合金のことです。車のアロイ・ホイールとか、あのCFOリールのキャスト・アロイとか。このシルマロイ(シルムアロイ)はアルミニウムと鉛の合金らしいです。
最近のモデルと比べると明らかに素材感が違いますね。

どの程度の希少性なのか気になって調べてみました。中古でSV1607や10コンパートメント+クリップのSV1608のSILMALLOY METALがいくつか見つかりました。ですがどれも現行モデルの定価の1/2程度と安いです!Vintage物(どの年代からがVintageかはわかりませんが)ではなく単なるOldなんですね(笑)
Vintage物となると、コンパートメントの蓋(セルロイド?)が黄色く変色していたり、アルミの質感も燻銀みたいだったりというイージがあります。菱形のロゴも縦長です。この重ね代の部分にパテントナンバーが刻印されているそうです。

たまたま現行仕様のSV1607も安価に入手できましたので、来シーズンからはSV1609の代わりに活躍してもらおうと思います。
ところで、WHEATLEY程の有名メーカー、フライマン憧れのフライボックスなのでマニアも多いはずですが、何故か掘り下げた書籍やサイトがありません。ここで書いた情報も様々なちょっとした解説等の寄せ集めなので正確ではないかもしれません…
以前使っていたガイド ベストに比べると収納量はかなり少なくなります。ニンフ関係のボックスやマーカー類を入れずにドライ一本に絞ることや、カメラ用ポーチをショルダーストラップに取り付けることでなんとか収納できています。
右側のメインのポケットにはWHEATLEYのSV1609を入れています。これは16コンパートメント×2面の厚いボックスで、厚さは何と41mmもあります。
膨らんだポケットが肘に当たり少々邪魔に感じます。
また、使うフライのバリエーションも減ってきたので、ほぼ開いたことのないコンパートメントもあります。


この際なので、片面コンパートメントでもう片面がフォームかクリップのSV1607あたりに変えてみようかと考えていました。厚さが29mmと薄くなり、おまけにニンフやウエットも収納できます。
こちらは某オークションで入手したもの。WHEATLEYのプリントが見当たりません。

代わりに『WHEATLEY SILMALLOY METAL』の刻印が。サイドにはMADE IN ENGLANDと菱形のロゴが刻まれています。


これは現行モデルではなく1980年初頭までのOld物ですね(1970年代半ばとの説も聞いたことがあります)。
外観には少々の擦り傷、内部のクリップに若干の腐食がありますが、状態はかなり良いです。丁寧に使っていました、って感じです。


因みに現行モデルはこの様なプリントと刻印になります。今使っているSV1609は現行モデルになります。


SILMALLOYは素材のことです。ALLOYって合金のことです。車のアロイ・ホイールとか、あのCFOリールのキャスト・アロイとか。このシルマロイ(シルムアロイ)はアルミニウムと鉛の合金らしいです。
最近のモデルと比べると明らかに素材感が違いますね。

どの程度の希少性なのか気になって調べてみました。中古でSV1607や10コンパートメント+クリップのSV1608のSILMALLOY METALがいくつか見つかりました。ですがどれも現行モデルの定価の1/2程度と安いです!Vintage物(どの年代からがVintageかはわかりませんが)ではなく単なるOldなんですね(笑)
Vintage物となると、コンパートメントの蓋(セルロイド?)が黄色く変色していたり、アルミの質感も燻銀みたいだったりというイージがあります。菱形のロゴも縦長です。この重ね代の部分にパテントナンバーが刻印されているそうです。

たまたま現行仕様のSV1607も安価に入手できましたので、来シーズンからはSV1609の代わりに活躍してもらおうと思います。
ところで、WHEATLEY程の有名メーカー、フライマン憧れのフライボックスなのでマニアも多いはずですが、何故か掘り下げた書籍やサイトがありません。ここで書いた情報も様々なちょっとした解説等の寄せ集めなので正確ではないかもしれません…
Posted by Don West at
21:37
│Comments(0)
2022年11月02日
メルティヤーン
先日導入したラージアーバのフライリールのシェイクダウンのため、午後から管釣りへ行こうと有給を取りました。
ところが昼から天候急変。雨に加え風も出てきました。今更仕事へは戻れないので、フライ巻き巻きです。
秋になると管釣りやC&Rエリアのニジマスのことばかり考えるわけで、昔ハマったTIEMCOのメルティヤーンで巻いてみました。

ただシャンクに巻いていくだけのパターンしか思い浮かびません。せいぜいマラブーのテールを付けるか、ベンド側を刈ってゾンカー風にするか。
ただ、毛足の長さが決まっているので、自ずとフライのサイズが決まってしまいます。フックサイズが#10前後になりす。

簡単なので量産しました。
このブラックはマラブーのテールを付けてみましたが、ほぼメルティヤーンの毛足の中に隠れてしまいました。

管釣りでは安定して釣れるオリーブ。この色は毛足が短いのかシルエットがコンパクトになります。

一方、ホワイトは毛足が長くて縮れも弱いためかなり大きなシルエットに。

派手なレッド。今回は巻きませんでしたがオレンジの方が出番が多かったかも。

ただのゴワゴワした繊維ですが、水に入ると透明感が出て魚には魅力的みたいです。他にも使えるパターンがないのか探してみましょう。
フックがひとまとめに片付けてあるので、いざとなると使いたいフックの在庫が少ないことも。
昔TIEMCOが出していたファイルも廃盤みたいです。

よく使うフックは100本入りを購入するのですが、最近はあまり扱っていないみたいです。通販で発注すると20本入りが5つになったりします。

相変わらず定番フックの定番サイズの品切れが続いています。安定供給されるのでしょうか?
ところが昼から天候急変。雨に加え風も出てきました。今更仕事へは戻れないので、フライ巻き巻きです。
秋になると管釣りやC&Rエリアのニジマスのことばかり考えるわけで、昔ハマったTIEMCOのメルティヤーンで巻いてみました。

ただシャンクに巻いていくだけのパターンしか思い浮かびません。せいぜいマラブーのテールを付けるか、ベンド側を刈ってゾンカー風にするか。
ただ、毛足の長さが決まっているので、自ずとフライのサイズが決まってしまいます。フックサイズが#10前後になりす。

簡単なので量産しました。
このブラックはマラブーのテールを付けてみましたが、ほぼメルティヤーンの毛足の中に隠れてしまいました。

管釣りでは安定して釣れるオリーブ。この色は毛足が短いのかシルエットがコンパクトになります。

一方、ホワイトは毛足が長くて縮れも弱いためかなり大きなシルエットに。

派手なレッド。今回は巻きませんでしたがオレンジの方が出番が多かったかも。

ただのゴワゴワした繊維ですが、水に入ると透明感が出て魚には魅力的みたいです。他にも使えるパターンがないのか探してみましょう。
フックがひとまとめに片付けてあるので、いざとなると使いたいフックの在庫が少ないことも。
昔TIEMCOが出していたファイルも廃盤みたいです。

よく使うフックは100本入りを購入するのですが、最近はあまり扱っていないみたいです。通販で発注すると20本入りが5つになったりします。

相変わらず定番フックの定番サイズの品切れが続いています。安定供給されるのでしょうか?
Posted by Don West at
20:02
│Comments(0)