2018年02月25日
トレモロスプリング交換
先日、ESPのARMING ADJUSTERを取り付けたMUSICMANのSilhouettですが、やはりサウンドが変わってしまいました。
昔、Ibanezのギターでトレモロブロックと本体の隙間にスプルースの薄板を挟みアームアップ出来ないようにしたことがあります。しっかり角度も合わせて隙間なく全体が面で密着するよう加工したのですがサウンドは激変し、直ぐに元に戻したことがあります。音は太くなるのですが、サスティーンが非常に短くなり、中高音域が無くなったのです。良く言えばウォームでウッディなサウンド、悪く言えばこもったようなサウンドです。
今回も同じようなサウンドになってしまいました。
ただし、ARMING ADJUSTERはトレモロブロックと点で接しているだけです。サウンドの変化の原因はこれだけでは無さそうです。
考えられるのはトレモロスプリングです。固めのスプリングを4本取り付けたのでハンガーはかなり緩め、スプリングは殆ど伸びていない状態なのです。
そこで、軟らかいスプリングに交換してみました。
選んだスプリングはRaw Vintage RVTS-1。その名の通りVintageサウンドが得られると絶賛されているスプリングです。

因みに先日装着したスプリングはPhoenixのPH-32です。

左から、元々付いていたスプリング、RVTS-1、PH-32です。元々のは少し長いですね。純正なのでしょうか?

装着し、セッティングを終えたところです。下の写真はPH-32ですが、これに比べてスプリングハンガーが締め込まれており、スプリングも伸びた状態です。この伸び具合とスプリングの軟らかさ(揺れ具合)がサウンドに影響を与えるのです。狙いはリバーブ感のあるマイルドなサウンドです。鈴鳴り感も欲しいです。


サウンドは、ARMING ADJUSTERを取り付ける前に近ついてはきました。ただ、鈴鳴り感やヌケはいまひとつ…
やはりARMING ADJUSTERの影響なのでしょうか。
通常のフローティングセッティングでは、トレモロのスタッドを支点に、弦とトレモロスプリングが引っ張り合うため、スタッドに全てのテンションが掛かります。
一方でARMING ADJUSTER等でトレモロブロックを押すようになると、支点がスタッドとADJUSTERの2点となり、テンションが分散してしまうのではないでしょうか?木片でブロックを固定した場合は当然ですが、ARMING ADJUSTERを取り付けた場合でも、アームアップするとトレモロユニットが浮くような感じがあります。明らかにスタッドに掛かるテンションが弱くなっていますよね。
まぁ、ARMING ADJUSTERが不要なら、わざわざ取り外さなくてもフローティング調整ネジの調整でブロックから離して機能をキャンセルすることもできますので、これでどのようにサウンドが変化するか試してみようと思います。
ついでにストラップピンもSchallerのロック式に交換しました。これは20年以上に渡ってお気に入りのストラップピンで、ほとんどのギターはこれに交換してあります。

昔、Ibanezのギターでトレモロブロックと本体の隙間にスプルースの薄板を挟みアームアップ出来ないようにしたことがあります。しっかり角度も合わせて隙間なく全体が面で密着するよう加工したのですがサウンドは激変し、直ぐに元に戻したことがあります。音は太くなるのですが、サスティーンが非常に短くなり、中高音域が無くなったのです。良く言えばウォームでウッディなサウンド、悪く言えばこもったようなサウンドです。
今回も同じようなサウンドになってしまいました。
ただし、ARMING ADJUSTERはトレモロブロックと点で接しているだけです。サウンドの変化の原因はこれだけでは無さそうです。
考えられるのはトレモロスプリングです。固めのスプリングを4本取り付けたのでハンガーはかなり緩め、スプリングは殆ど伸びていない状態なのです。
そこで、軟らかいスプリングに交換してみました。
選んだスプリングはRaw Vintage RVTS-1。その名の通りVintageサウンドが得られると絶賛されているスプリングです。

因みに先日装着したスプリングはPhoenixのPH-32です。

左から、元々付いていたスプリング、RVTS-1、PH-32です。元々のは少し長いですね。純正なのでしょうか?

装着し、セッティングを終えたところです。下の写真はPH-32ですが、これに比べてスプリングハンガーが締め込まれており、スプリングも伸びた状態です。この伸び具合とスプリングの軟らかさ(揺れ具合)がサウンドに影響を与えるのです。狙いはリバーブ感のあるマイルドなサウンドです。鈴鳴り感も欲しいです。


サウンドは、ARMING ADJUSTERを取り付ける前に近ついてはきました。ただ、鈴鳴り感やヌケはいまひとつ…
やはりARMING ADJUSTERの影響なのでしょうか。
通常のフローティングセッティングでは、トレモロのスタッドを支点に、弦とトレモロスプリングが引っ張り合うため、スタッドに全てのテンションが掛かります。
一方でARMING ADJUSTER等でトレモロブロックを押すようになると、支点がスタッドとADJUSTERの2点となり、テンションが分散してしまうのではないでしょうか?木片でブロックを固定した場合は当然ですが、ARMING ADJUSTERを取り付けた場合でも、アームアップするとトレモロユニットが浮くような感じがあります。明らかにスタッドに掛かるテンションが弱くなっていますよね。
まぁ、ARMING ADJUSTERが不要なら、わざわざ取り外さなくてもフローティング調整ネジの調整でブロックから離して機能をキャンセルすることもできますので、これでどのようにサウンドが変化するか試してみようと思います。
ついでにストラップピンもSchallerのロック式に交換しました。これは20年以上に渡ってお気に入りのストラップピンで、ほとんどのギターはこれに交換してあります。

Posted by Don West at 00:03│Comments(0)
│ギター